水戸市在住PC&Webコンサルタント、引佐龍成の日常日記

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2001/05/29 タッカーとガイアックス・Web日記について(準備編その二)

 

●タッカーとガイアックス

独自の発想で当時の自動車の概念を根本から変えてしまった自動車、「タッカー」。そのタッカーを巡る自動車産業界との対決を再現した映画がWOWOWでやっていた。流線型ボディ、事故の衝撃の際に前に飛び出すフロントガラス、アメリカ初の後部搭載エンジン、などなど多くのアイデアが自由に搭載されていた。「自動車にはシートベルト」という概念を生んだのもこのタッカー。しかしながら51台の生産で会社は倒産。

創業者であるプレストン・タッカーの夢が失墜したのは、内部そして外部からの圧力だったと映画では描いている。つまりこれまでの自動車業界の常識を打ち破る発想についていけない者がことごとく彼らを苦しめていた。(検索で見つけたこのページを見るとわかりやすい)

今、日本でも同じような現象を見ることが出来る。それはガイアックス。低公害、低価格、そして現行のガソリンよりも豊富にあるというアルコール系燃料。以前ニュース番組で見たけども、ガイアックスを巡って石油業界からの圧力が少なからずかかっているように見えてくる。ガイアックスのウリである低公害に環境省がケチをつけた。現在の自動車はガソリン用に設計されているため、現行の自動車ではガイアックスの機能が十分に発揮されていない。しかしながら燃焼時に生成される危険物の量を比べれば、明らかにガソリンよりも低公害な燃料なのは明白。自動車そのものの仕組みをガイアックス用にしてしまえば現在の排出量よりもさらに低く出来るのに、環境省は自動車業界でなく新参者のガイアックスに牙を向けた。「軽油取引税」を課税することによってガソリンよりも値段を高くしようと計画している。低公害でガソリンよりも安価だからガイアックスは大人気になっているのだから、この税が正式に採用されれば大ブレーキになることは間違い無い。

バイクの排出検査ではガイアックスが圧勝だったことや(つまり現行の自動車にはガソリンの排出物を抑えるための工夫が凝らされすぎている)、硫黄分の排出調査について環境省が全く触れなかったことについて記事にすらしていない新聞もある。同じ記者会見、同じ調査結果を見た上でのことなのに。

利権がからむと人間は白も黒に平気で変えてしまう。映画でのタッカーは、嫌がらせのような裁判で勝利し最後にこう言う。「50台でも5000万台でも同じだよ、俺達は作れたんだ」。しかし実際にはこれほど口惜しい事は無いはず。タッカーの遺した「シートベルト」が物語るように、すばらしいものは後世に残る。しかしその利権にしがみつくバカがいるお陰で、その貢献者がないがしろにされる。

ガイアックスに高額な課税を敷き、その経営を破綻させた後、石油業界はこのアルコール系燃料を、自動車業界などと歩調を合わせタイミングの良いときに一斉に移行していくつもりなのかもしれない。なぜならそれだけこのアルコール系燃料はすばらしいとボクは思うからその恐れを強く感じている。つまり利権を保持しつづけるためだけにガイアックスを「性急だ」と陥れるつもりなのではないかと。

低公害代替ガソリン燃料を世に知らしめたガイアエナジーを、過去の歴史としてしまうか、アルコール系燃料の先駆者として追いつこうと頑張る石油業界のけん引役になるか。

それは燃料を使用する我々にも選択権が与えられている。

 

ちなみにボクはハイオクを使っている。近くにスタンドが無いんだモン。<モンは可愛く。

 

★Web日記について(準備編その二)

前回に引き続き、Web日記に関してのいろいろな方の意見を集めてみる。基本的にはgoogleから。

 

ちはるのWeb日記論

既にWeb日記についての意見を集めてある。昨日紹介した日本Web日記学会にも参加している。興味深い章ごとに見てみる。(ちなみに「ちはるのWeb日記論」のページは新しい順に並んでいるので、アタマから読んでいくと矛盾した内容が出てくるように見えるけども、古い日付順に読んでいけば筋が通っている。)

 

「読者を意識せずに書け」

人にモノを読ませて波風が立たないことほど寂しいものはない。波風が立たなくて良いというのならば自分の引き出しにある紙に何かを書けばいい。何かを書けば、何かしら反応がある。その反応がネガティブである場合も必ずあることを書く側は自覚する必要がある。

 

「面白い日記と先鋭化」

"日記読み日記"と"日記才人ネタ"そして"Web日記論"というのは同じWeb日記のことだけども、いずれも別の方向に先鋭化したテキスト。何を面白いのかとするのは各々読み手の技量や趣向によって変わってくる。特に「日記才人ネタ」ともなると、ReadMe!JAPANやあめぞう2000などの読み物系サイトから飛んでくる読者にはチンプンカンプンであることを覚悟しておく必要がある。でも大体「日記才人ネタ」を書く奴はアクセス稼ぎというよりも「投票稼ぎ」で、そうじゃないと言う奴は全部私怨だと思う。

 

「たった一人のためにWeb日記を書く」

Web日記に面白く書かなければならないという制約など無いという点では同意する。だけども、アクセス稼ぎのために日々の出来事をやや脚色したり、ありもしない事を面白いからとウソの出来事を書くこともWeb日記の中の一つだとボクは思う。ただ「ネタ系Web日記」とか「独り言系Web日記」とか明確に分類する必要性はあるかもしれない。各日記リンク集のジャンル分けは、Yahooのカテゴリをマネしたようなのばかり。

 

「エッセイストの死活問題」

素人のWeb日記が雑誌のプロのコラムを凌駕するときもある。だけどもWeb日記はただの出版物ではない、読者からの率直な反応を確認できる点では従来のメディアをはるかに凌駕している。あめぞう2000のようなシステムを使って、個人の面白いWeb日記を集めた「Web日記編集」をやってみると良いかもしれない。Web日記マガジンを作るという点では「日記読み日記」は一番近いかもしれない。自分もやろうと思えば出来る。がしかし編集者としての素質には自信がない。モノはためしでやってみっか?

 

「日記+掲示板というシステム」

Web日記を読んでその主張と意見を異にする内容をメールしたり、そのサイトの掲示板に書くのが「タブー」のように思われているような気がする。そんなことはない、読んでやったんだから堂々と自分の意見を掲示板なりメールなり自分の日記に書けばいい。無視すれば読んだ先のWeb日記は賛同者だけしか居ないと勘違いしてこれからも勘違いした主張を繰り返す。別にそれでも良いなら通り過ぎてもいいだろうけど、表向き良い子ちゃんのフリをして裏で2ちゃんねるのような匿名掲示板に書き殴るのは何の役にも立たない、多分そういう奴は現実でも言いたいことが言えずに日々を送っている。

 

「私に「裏日記」が無い理由」

裏日記にもいろいろ種類がある。ちはるさんの場合で言う裏日記は匿名、別ハンドルなどで書かれるようなネット向け日記のこと。知人に知られたくないというのは大抵知人をネタに書いている日記が多い。近所の主婦が集まる井戸端会議ではさぞや恐ろしい会話がされているのだろうけども、働く旦那さんには一切見ることの出来ない世界。Web日記をそういう風に利用している方は少なくない。ちはるさんのいうとおり、裏日記のほうが間違いなく面白いのでそれまでの表の日記が消滅していくケースも多い。

裏日記は他にも、ある特化したネタに限定した日記や表の日記に対する解説などがある。前に述べた先鋭化したネタを表に載せることへの抵抗がそうさせるように思う。読者を意識したテキストならではの現象。

 

 

 

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